猫速インストール~にゃんこ=可愛いは最幸♡~
子供の頃に飼っていた金魚を猫に食べられたトラウマから猫嫌いになった私。 ひょんなことから3本足の茶とら猫とその兄弟の黒猫と、黒猫ブラザーズ3匹と、その弟の黒猫の計6匹の猫と生活する事に…。 可愛さ爆裂中の虎治さん、眞零さん、鋼さん、鍵さん、雷さん、虎徹さんにメロメロにされながらのニャンコとのニャンダフル生活徒然日記です。

2月末の晴れた日の午後、家の裏の塀を飛び越えて、虎治さんは庭から走り去ってしまいました。
慌てて、裏の通りに虎治さんの姿を求めて探しに行きましたが、虎治さんの姿は何処かに消えてしまいました。
さて、その日の夜、お風呂を沸かそうと給湯器を稼働した時、どこからともなく虎治さんの声が聞こえてきました。
耳を澄ますと、それは裏のお宅の庭から聞こえてきました。
名前を呼ぶと、ニャーと返事します。
居ても立ってもいられなくなり、裏のお宅を訪問しました。
遅い時間にもかかわらず、私達の厚かましいお願いを聞いてくれて、庭に入れてくれました。
実は、夕方にも一度お庭に入れてもらっていたので、事情が分かっていたので、快くお庭に入れてくれ、手伝ってくれました。
暗闇の中、物置の下を覗き込むと最奥に虎治さんがいました!
名前を呼ぶと返事します。
ホッとしたのも束の間、虎治さんはスルリッと手をかわし、塀を乗り越えて夜の闇の中に消えてしまいました。
裏のお宅の方に夜分の訪問の失礼を詫び、お礼を言って、その日は家に引き上げました。
明け方、猫の声がするので、玄関から出ると、お隣の倉庫と塀の隙間に虎治さんがいました。
こんな所にどうやって入り込んだのか疑問に思いましたが…ソレゎ\('。\)(/。')/オイトイテ
安心したのも束の間、うちへ連れ帰ろうとした矢先、虎治さんは逃げ出してしまいました。
最近、近所をうろついている黒猫が来て、虎治さんを追っ払ってしまったのです。
以前、雷さんが1日経って帰ってきた経験から虎治さんも帰って来るかも…と思い、1日待つ事にしました。
しかし、その日を最後に虎治さんの姿も声も確認する事ができなくなりました。
さて、保護猫の情報は警察や保健所(動物愛護センター)等々に連絡が入る場合があるので、地区の交番と動物愛護センターに連絡しました。
それから、動物愛護センターのHPに迷子猫のページに情報を掲載して貰いました。
それと、掛かり付けの動物病院にお願いして、病院の入り口の掲示板に迷子ポスターを張ってもらいました。
さて、殆ど外に出た事がない飼い猫の場合、勢いで脱走してしまっても動けず、近所でジッとしている事が多いそうです。
なんで、逃げた場所から半径50~60m範囲を徹底的に探す事にしました。
ただ、元野良猫だった場合は、元々住んでいた場所に戻っているかも知れないそうです。
その事を踏まえ、近所を捜索しました。
先ず、猫の隠れやすい場所の自動車の下、物置の下、室外機の裏、塀と塀との隙間や物置と塀の間をチェックしながら歩きました。
また、塀や屋根、木の上に登って降りられなくなっている場合もあるので、上の方も注意すべきなんですが、虎治さんは3本足なんで、主に下方向を探しました。
そして、ご近所の方や犬の散歩中の方、建設現場の方や工事現場の方に声を掛けました。
それから、近所の野良猫を見かけたら「3本足の茶虎の虎治さんを見かけたら家に帰って来るように言ってね」と声を掛けました。
あと、ちょっとご迷惑かも知れませんが、猫が隠れてそうな場所で、虎治さんの名前を呼び、お気に入りのおもちゃの鈴を振りました。
虎治さんを探して、お天気の日は、ご近所を歩いて探しましたが見つからず、距離を伸ばして歩いても姿も声も確認する事ができない日が続きました。
夜も猫の声がする度、布団から飛び起きて庭や道路に飛び出し、虎治さんの姿を探しました。
さて、虎治さんがいなくなって8日目、昼ご飯を食べた後、いつものように虎治さんの姿を求めて、ご近所を歩いていました。
自宅から1本向こうの通りのお宅で猫が隠れそうな場所があって、そこで虎治さんの名前を呼ぶと、微かに猫の声が…。
その家の方も出てきてくれて、一緒になって物置場を探すけど、猫の声が聞こえるけど、姿が見えず…。
私が名前を呼ぶと、ニャーと返事が返ってきます。
どうやら、今いるお宅の隣の家の物置の方から声が聞こえてきます。
急いで、ご近所さんと一緒に表に回って、虎治さんの声の聞こえる物置の下を覗きこむと…。
最奥に、虎治さんがいました~゚+.(ノ。'▽')ノ*.オオォォ☆゚・:*☆
ただ、物置は花壇と塀に囲まれているので、手を伸ばしても虎治さんまで手が届きません。
名前を呼ぶと、ニャーと返事しますが、怖がって出てきてくれません。
おやつや缶詰の入ったお皿を物置の下の隙間の入口付近に置いても、近寄って来てくれず…。
棒で、缶詰の入ったお皿を虎治さんの方へ寄せてみましたが、近寄って来ず鳴くばかりです。
根気よく声を掛け待つこと2時間…。
耳を澄ましているとカサコソッと音がします。
虎治さんが、お皿から缶詰を食べてくれています。
その後、ゆっくりと這い出て来てくれました。
物置の下の隙間から虎治さんの鼻先が見えた瞬間、手を伸ばし虎治さんの首根っこを掴み、物置の下から出し、抱き上げました。
抱き上げた虎治さんの体は、ビックリするほど軽く、やせ細っていました。
そのまま、家までギュッと虎治さんを抱いて連れて帰りました。
途中、少し暴れましたが、大人しく私の腕に抱かれて家まで帰ってくれました。
玄関の戸を閉め、廊下に虎治さんを下すと、一目散にダッと部屋に走っていきました。
ちょうど掛かり付けの動物病院の午後の診療が始まる時間だったんで、直行して診てもらいました。
体重3.56㎏、体温38.7℃
脱水症状を起こしている為、点滴を打ってもらいました。
私の不注意から虎治さんが家出をしてから8日目、やっとやっとお家に帰って来てくれました~♪ワーイヽ(喜・▽・*)乂(*・▽・嬉)ノワーイ♪
今回、虎治さんの家出は、色んな人に助けられました。
本当に有難うございました~☆*:;。感─(*`'▽'´*)ゞ─謝★*:;。

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